韓國自動車メーカー最大手の現代(ヒュンタイ)自動車はこのほど、日本の乗用車市場での販売を取りやめる一方、中國での投資を拡大し、北京で年産30萬臺規模の工場を新しく建設する方針を明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
現代自動車は、日本乗用車市場に參入した2001年以降、累計1萬5千臺の乗用車を販売してきたが、今年來の販売臺數はわずか764臺にとどまっている。市場の低迷が続く上、業界全體の今後の発展見通しも暗いことから、現代自動車は日本市場から手を引く決斷を下した。
その一方で、現代自動車は8億ドルを投じ、北京に完成車工場を新しく建設、早ければ2011年末に操業を開始する予定という。新工場でのフル稼働が計畫通り実現すれば、現代グループの中國での年産臺數は、傘下會社である起亜汽車の生産臺數と合わせて、當初計畫より3割増の130萬臺以上に達する見通し。
現代自動車が中國でこれまでに製造してきたのは全て、低排気量タイプの乗用車だった。富裕層をターゲットとした販売シェアの拡大を目指し、ミドルクラスで大排気量タイプの乗用車が新工場での主要製品になると見られる。
「人民網日本語版」2009年12月1日 |