商務部新聞弁公室の責任者が29日明らかにしたところによると、同部対外経済合作司はこのほど、吉利集団によるボルボの買収計畫を承認した。吉利関連部門の責任者はこの承認およびメディアが「8月2日に前倒しで株式分割を完了させる」と報道していることについて、「コメントしない」としている。「國際金融報」が伝えた。
吉利関連部門によると、買収計畫に関わる複雑な株式分割作業は、現在、予定通りに進められており、今年第3四半期(7-9月)頃をめどに完了する予定だ。
これに先立ち、買収計畫は歐州連合(EU)などの機関や関係國による反獨占対策としての審査を受け、承認された。
ボルボの管理チームはすでに大まかな體制を整えている。今月15日に吉利が発表したところによると、吉利とボルボの株式分割が完了した後、ボルボ新會社の會長には吉利の李書福董事長(會長)が就任し、現在のハンス?オロフ?オルソン會長兼最高経営責任者(CEO)は副會長となる。
吉利は今年3月28日、フォード?モーターからボルボの全株式を買収することで合意に達し、契約に調印した。李會長はこのほど新華社の取材に応える中で、「買収額は18億ドルだが、分割のタイミングにより価格は変動するだろう」と述べた。
「人民網日本語版」2010年7月30日