鐘山商務部長は11日、第13期全人代第1回會議の記者會見で、米國との貿易関係について「中國は貿易戦爭を望まないし、貿易戦爭を仕掛けたりしないが、いかなる事態にも対応できる」と述べ、両國間の経済対話は途切れていないと示しました。
鐘商務部長によりますと、これまでの40年間で、対米貿易の規模は232倍になり、雙方の投資額は合わせて2300億ドルに達したとのことです。「両國は経済的な補完性が強く、協力の潛在力が大きい」との見方を示しました。
さらに、両國の貿易不均衡問題について鐘商務部長は、「貨物の面では中國が輸出超過で、サービス貿易では米國が輸出超過である。貿易面の競爭力は根本的に産業の競爭力である。不均衡は米國がハイテク製品などの中國への輸出を規制しているからだ。米國の研究機関によると、こうした規制を緩めれば、中國との輸入超過額が約35%削減されるとのことだ」と述べました。
「中國國際放送局日本語版」2018年3月11日