中國の経済成長は中國だけでなく、世界のその他の地域にとっても重要だ。中國は140以上の國及び地域の主要貿易パートナーで、今年の世界経済成長への寄與度は35%前後にのぼると見られる。數多くの挑戦に直面しているが、中國は成長目標を達成する。22日付香港紙「南華早報」が伝えた。
中國は多くの國と異なり、深刻な物価上昇を迎えていない。中國の金融機関の預金準備率は現在約7.5%で、一部の先進エコノミーは0?1%となっている。そのため中國は金融緩和の大きな余地を持っている。中國の財政狀況もより有利で、金融純資産はプラスだ。米日などの國は巨額の負債を抱えている。
不動産業界の低迷は中國経済の足を引っ張る要素だ。しかし住宅市場の苦境が徐々に和らいでいる可能性を示す兆しもある。不動産業界が原動力を失えば、中國の経済成長を支えるのは何か。2022年のグリーン経済及びデジタル経済の中國のGDP成長率への寄與度は4.7%にのぼった。グリーンエネルギー、デジタル化、産業用ロボット、AIなどを始めとする第四次産業革命の業界において、中國は世界をリードする地位を占めている。太陽光及び風力発電設備、民間用ドローン、攜帯電話、高速鉄道、リチウム電池、ロボットなどの業界において、中國の世界市場シェアはいずれも50%を超えている。
長期化する中米貿易紛爭も、二國間の貿易の成長を抑制していない。昨年の中米(物品)貿易額は約7000億ドルにのぼった。中國の第3國経由での対米間接輸出も激増中だ。中國の製造業はハイエンド製品分野に邁進しており、かつ世界のサプライチェーンにさらに浸透している。
米國はハイテクで中國に圧力をかけているが、これは長期的に見るとむしろ中國の技術進歩の加速を促す。これには半導體、量子計算、スマートチップなどの分野のブレイクスルーが含まれる。中國は研究開発費で米國と肩を並べる世界のリーダーになっており、毎年出願される國際特許件數は米國、歐州、日本、韓國の合計よりも多い。
今や中國は技術と製造業の強い基礎、豊富な人材バンク、十分なベンチャーキャピタル、巨大な市場を持つ。これらはいずれも、すべての技術分野で追い上げ、リーダーとしての地位を占めるための必要條件だ。中國は確かに一部の挑戦に直面しているが、経済のファンダメンタルズは安定しており、十分な政策の余地がある。そのため近い將來、中國経済は成長を続けることだろう。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年11月24日