國家郵政局の宅配便ビッグデータプラットフォームの巨大ディスプレイ上で、數(shù)値が絶えず更新されていた。今月4日の午後6時26分に、數(shù)値が「120000000000」に到達し、止まった。雲(yún)南省昆明市から四川省成都市に向かう花が、今年の1200億件目の宅配便となった。これにて中國の宅配便年間業(yè)務(wù)量が初めて1200億件を突破し、記録を樹立した。

1200億件とは何を意味するか？

　水平方向を見ると、1200億件は昨年の世界の宅配便業(yè)務(wù)量の63％に、米國の昨年通年の約5.5倍、日本の約13.3倍、英國の約23.5倍に相當(dāng)する。中國は世界の宅配便業(yè)務(wù)量の増加をけん引するメインエンジンになった。中國の今年1?11月の月平均の宅配便業(yè)務(wù)量は107億件で、英國とドイツの昨年通年の合計を上回った。この高い基準値を基礎(chǔ)としながら、中國の宅配便業(yè)務(wù)量の伸び率は依然としてリードを保ち、世界平均水準の約3倍となっている。

　垂直方向を見ると、中國の現(xiàn)在の月間宅配便業(yè)務(wù)量は2014年通年を上回っており、一挙に「年平均100億件」から「月平均100億件」の大きな飛躍を達成した。

　宅配業(yè)は生産と消費を結(jié)ぶ、経済の活力を反映する「バロメーター」だ。

　需要側(cè)を見ると、中國の消費規(guī)模が持続的に拡大し、內(nèi)需の潛在力の引き出しが加速中だ。供給側(cè)を見ると、業(yè)界インフラの持続的な改善と、産業(yè)高度化のペースアップを確認できる。1200億件目の宅配便の輸送方法は、高速鉄道貨物輸送という新モデルを採用。黃昏時、同ロットの宅配便が順豊によって車に積み込まれ、昆明洛羊鎮(zhèn)駅に到著した。荷下ろし後、そのすべてが高速列車に積み替えられ、1127キロ離れた成都雙流西駅に向かった。翌日午前10時半に駅に到著後、さらに搬送と積み替えを経て、最終的に配達員によって自宅に屆けられた。荷物引受までの全過程で21時間しかかからなかった。

　中國の宅配と中國の高速鉄道という2枚の「中國の看板」が、中國の1200億件目の宅配便によって「夢の連動」を果たし、宅配業(yè)の加速と高度化の活き活きとした縮図になった。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2023年12月19日