全國の大半の地域でこのほど気溫が急激に下がっている。國家電投はエネルギー供給保証活動に全力で取り組み、燃料の供給サポートを強化し、自前の石炭の生産と供給の増加を推進している。
國家電投山東海陽原発プロジェクトの現場では、4臺の熱交換器が24時間連続で安定的に稼働している。炭素排出ゼロで1時間あたり1651GJを供給できる。
山東省威海市乳山市東山団地の住民は、「原子力による暖房供給は、以前は耳にしたことがあるだけだったが、今年ついに使用が始まった。家の中の気溫は23度前後で、急激に冷え込んだり暑くなることもない。煙突から煙が昇らなくなり、環境がずっと良くなったようだ」と述べた。
熱源を提供するのは、11月25日に稼働開始した中國初の地級市を跨ぐ原子力暖房供給プロジェクトである、國家電投「暖核1號」3期原子力暖房供給プロジェクトだ。プロジェクトは今年の暖房供給シーズンにゼロ炭素熱源の地域を跨ぐ相互接続及び供給を実現。海陽市と乳山市の市街地の1250萬平方メートルをカバー。約40萬人の住民が暖かく冬を越せる。
「暖核1號」原子力暖房供給プロジェクトにはさらに顕著な環境保護効果がある。今年の暖房供給シーズンではすでに64萬GJのゼロ炭素エネルギーを供給している。その原炭消費削減効果は5萬7600トン、CO2排出削減効果は10萬6000トン。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年12月22日