アフリカネイションズカップが1月13日に開幕する。開幕戦の會場はコートジボワール最大の都市アビジャンの國立オリンピックスタジアムだ。この現(xiàn)代的な一流の會場は、同國がアフリカネイションズカップの開催に用いる6會場の一つだ。2016年の著工式では、ダンカン首相（當時）が駐コートジボワール中國大使館の當局者の付き添いの下、関連イベントに出席した。中國の外交官が姿を見せたのも不思議なことではない。この會場は北京市建築設(shè)計研究院有限公司が設(shè)計し、北京建工集団が建設(shè)を請け負ったからだ。

　中國もその他の會場の建設(shè)に積極的に參加している。サン?ペドロスタジアムは中國土木工程集団有限公司が請け負い、コロゴスタジアムは中國建材集団有限公司が請け負った。これらは中國のアフリカ諸國における「スタジアム外交」の一部だ。このようなスポーツ會場は、中國と他國の経済?貿(mào)易往來及び相互依存を促進する「一帯一路」イニシアティブと関連している。例えばガボンと赤道ギニアが2012年にアフリカネイションズカップを共催した際にも、中國企業(yè)が同國のスタジアムの建設(shè)に參加した。ガボンが5年後のアフリカネイションズカップの開催準備に入ると、中國企業(yè)が再びそのスタジアムを建設(shè)した。ガボンの現(xiàn)在の輸出品のうち約15％が中國向けだ。

　コートジボワールの國立オリンピックスタジアムの建設(shè)に際し、コートジボワールのワタラ大統(tǒng)領(lǐng)が訪中し、雙方の友好協(xié)力関係の発展と掘り下げを促した。2022年末現(xiàn)在の中國企業(yè)のコートジボワールへの直接投資殘高は8億1000萬ドル。このアフリカの國は現(xiàn)在、中國に価値にして9億7000萬ドルの自然資源と商品を輸出しているが、2016年は1億ドル未満だった。

　中國はアンゴラ、赤道ギニア、マリ、カメルーンなどの國でも、この互恵?ウィンウィンと稱する「スタジアム外交」を行っている。支援先は真新しい現(xiàn)代的なスポーツ施設(shè)、海外からの投資、輸出契約を手にしている。「スタジアム外交」は中國のアフリカにおける影響力拡大を支える。またアフリカは中國経済の成長の維持を支え、かつバッテリー製造や通信などの業(yè)界で世界の主導(dǎo)権を握る原材料調(diào)達先となっている。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2024年1月5日