中國國家知識産権（知的財産権）局の最近の発表によると、太陽電池に関連する中國の特許出願件數(shù)は、現(xiàn)在までに計12萬6400件に達して世界で1位となっています。

　中國の太陽光発電業(yè)界の特許出願件數(shù)はこのところ年平均23.1%の割合で伸びており、特許の質(zhì)も絶えず向上しています。中でも太陽電池の光電変換効率では、中國企業(yè)が世界をリードしています。

　中國光伏（太陽光発電）業(yè)界協(xié)會の王世江事務(wù)局長はこれについて、「われわれの統(tǒng)計では、2014年以降に中國企業(yè)が世界最高の光電変換効率を達成した事例は累計56回だ」と紹介しました。

　中國のいくつかの太陽光発電企業(yè)はそれぞれの技術(shù)路線で最高値を更新し続けてきました。2023年12月には西安に本社を置く隆基緑能は、27.09%の変換効率で単結(jié)晶シリコン太陽電池としての世界記録を更新しました。2012年以降には量産型の太陽電池の光電変換効率の向上が60ポイントを超えた一方で、コストは半減しており、多くの地域では、1キロワット時の発電コストが0.1元（約2円）という狀況が実現(xiàn)しました。

　現(xiàn)在は一部の新エネルギー自動車（電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車を指す）企業(yè)は、動力システムへの電力供給を念頭に、車の屋根を利用した太陽光発電技術(shù)の開発に取り組んでいます。また建築物のガラスカーテンウォールを太陽光発電機能を持つものに改造し、さらに太陽光発電所での砂漠化防止、太陽光発電所での羊の飼育、太陽光発電所での魚の飼育などでも特許技術(shù)が出現(xiàn)しました。こうした特許によって、太陽光発電の市場が大きく広げられ、世界の太陽光発電産業(yè)により多くの発展の空間がもたらされています。（Mou、鈴木）

　「中國國際放送局日本語版」2024年1月7日