中國の國際不動産サイト大手「居外網(Juwai.com)」を運営する居外IQIがこのほど発表した2023年第3四半期の世界住宅市場リポートによると、世界の不動産市場は低迷が続くものの、アラブ首長國連邦、日本、ギリシャの住宅市場が人目を引いています。
アラブ首長國連邦の新聞「ザ?ナショナル(the National)」経済部の不動産業界専門家、ハフィズ氏は、「市場リポートによると、中國の投資者はドバイ中心部やジュメイラ?ゴルフ?エステーツなど地元の有名な地域の住宅に投資しており、これらの地域の平均住宅価格は大幅に上昇している」と述べました。
オルソン社の研究リポートによると、中國人はワンルームマンションや1LDKマンションを好むということです。2023年初めに中國からの國外旅行制限が撤廃され、投資者には再びドバイの不動産市場に參入する機會がもたらされました。データによると、2023年1~9月の間にドバイで不動産を購入した外國人の中で、中國の住宅購入者は英國人(16%)に次いで全體の14%を占める2位となりました。
ドバイなどの國々は現在、中國を含む世界各地からの資金を不動産市場に呼び込もうとあの手この手で取り組んでいます。メディアの分析によると、2023年末以降、イスラエルとパレスチナの紛爭、紅海の軍事的緊迫感の高まり、イラン情勢など、國際的な地政學上のリスクが高まっており、これらの要因がドバイ、日本、ギリシャが資本の「避難先」になるのを後押ししているとのことです。(オウギ、坂下)
「中國國際放送局日本語版」2024年1月7日