最近注目されているニュースの一つは、シャオミカーの発売だ。自動車と攜帯電話というまったく関連性がなさそうな業界の交流が頻繁化している。業界を跨ぐコラボレーションが市場の趨勢になっている。
一部の新エネ車メーカーは現在、獨自開発の攜帯電話を発表している。攜帯電話メーカーも各種手段により自動車産業に進出している。シャオミは自動車製造を直接手掛けたが、ファーウェイは自動車メーカーと協力しスマート運転プランを作っている。
攜帯電話メーカーが自動車産業に続々と進出しているのはなぜか。これらの企業は自動車業界にどのような変化をもたらすのだろうか。
記者の調べによると、大半の主流攜帯電話メーカーが現在、自動車関連の事業を展開している。一部の企業は途中で撤退しているが、シャオミカーの人気がより多くの企業の進出を促すことは否定できない。北京市社會科學院の王鵬副研究員は、攜帯電話メーカーの自動車産業への進出は、技術?市場?ユーザーの共同の働きかけによる結果とした。
自動車製造業は通常、ハイテクがハードルとなる業界とされる。ガソリン車の時代において、伝統的な自動車3大部品であるエンジン、ギアボックス、プラットフォームは研究開発の難易度と技術の壁が高く、「門外漢」の進出を制限していた。電気自動車(EV)はバッテリー、モーター、電気制御システムを中核とする。部品の數がガソリン車より大幅に減り、製造の全體的な難易度もある程度ガソリン車を下回る。王氏は、「これは攜帯電話メーカーの自動車製造にシャンスをもたらした」と述べた。
市場の駆動力も無視できない。王氏は、「スマートEV市場には大きな成長の余地がある。多くの攜帯電話メーカーはこのチャンスをつかもうとしている」と述べた。