國際航空運送協會(IATA)がこのほど発表した報告書によると、7月の航空旅客は前年同月比8%増、輸送力は同7.4%増で、搭乗率は同0.5ポイント増の86%だった。うち國際線の需要は同10.1%増、輸送力は同10.5%増で、搭乗率は85.9%。國內線の需要は同4.8%増、輸送力は同2.8%増。関連データは、IATAの民間航空業の著実な回復に対する予想を裏付けた。
旅客と貨物の輸送の需要が共に旺盛だ。報告書によると、民間航空の國內線は2023年に力強く回復し、國內旅客輸送量はコロナ前の水準を上回り、國際旅客輸送量も著実に回復している。24年以降は経済や地政學の數多くの不利な要素を受けたが、民間航空業の回復は高い強靭性を保った。報告書によると、中國の航空路線の再開は國際民間航空業の回復に重要な力を発揮した。中國発の國際旅行はアジア太平洋の民間航空旅客の多くを占め、また地域諸國の観光業発展をけん引した。世界の航空貨物輸送は23年下半期から増加が始まった。ロシアとウクライナの衝突や保護貿易の影響を受け、世界の航空貨物輸送は23年の年初から低迷したが、同年8月になり回復の流れを示し始めた。航空貨物輸送収入の増加率はプラス化し、現在もその流れが続いている。今年3月の航空貨物輸送量は前年同月比10.3%増。23年の航空貨物の輸送力は前年比11.1%増で、うち3分の2が國際線に用いられた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年9月17日