エビの體に5つの目、頑丈そうなハサミをふるう――このような奇妙な動物が、なんと大多數(shù)の現(xiàn)代動物の祖先だったか。科學誌「ネイチャー」は5日、中國人學者が新たに発見した古代動物「章氏麒麟蝦」を発表した。この5億年以上前の古代動物は、各種動物の形態(tài)的特徴を集めている。1本の橋のように、種の進化の間の鍵となる部分を補った。新華社が伝えた。
今回の5億2000萬年の歴史を持つ章氏麒麟蝦は、化石雲(yún)南省澄江動物群から発見された。中國の古代の神話に登場する麒麟のように、さまざまな動物の形態(tài)的特徴を集めている。麒麟蝦の體の節(jié)、硬い殻は現(xiàn)在の蝦に似ている。頭には目が5つあるが、これは當時海洋に棲息していた別の動物、オパビニアの典型的な特徴だ。麒麟蝦にはさらに太く短い前腳があり、これを握り、挾むことでエサを取る。これはまたカンブリア紀の別の人気動物、アノマロカリスに似ている。
研究チームは各種技術(shù)的手段を用い、麒麟蝦の化石の詳細な進化の分析を行った。その結(jié)果、麒麟蝦の進化の位置が、アノマロカリスなどの生物が真の節(jié)足動物に進化する過渡期の種類であることが分かった。麒麟蝦の発見は、節(jié)足動物の起源に関する欠如した鍵となる部分を補った。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月7日