中國は近年、超省エネ建築の建設に関する政策を次々と発表しており、「全國の異なる気候エリアで超省エネ建築の建設?実証を積極的に展開する」「超省エネ建築団地、ニアゼロエネ建築実証プロジェクトの試行を展開する」などの取り組みを明確にしている。各省?直轄市が次々と模索と建設を開始している。
住宅?都市農村建設部標準定額司の関係責任者は先ほど、「建築の省エネの、炭素排出削減への貢獻は極めて顕著だ」と指摘した。
都市農村建設分野の直接的な炭素排出には、主に建築物內の暖房、調理、給湯などの化石エネルギー使用によるものがある。都市化と人民の生活水準の向上や産業の構造調整に伴い、都市農村建設の炭素排出が占める割合が上がり続けている。グリーンで低炭素なモデルチェンジは、建築業界の発展の主な目標になっている。
中國建築科學研究院のチーフエンジニアの徐偉氏によると、ゼロエネルギービルディング(ZEB)とは通常エネルギーを消耗せず、完全に太陽光やその他の再生可能エネルギーでエネルギーを供給する建築を指す。超省エネ建築が將來的に主流の建築になる。
中國のエネルギー構造調整、気候的な特徴、住民の生活習慣を立腳點とし、全國の各省は現在、産學研共同の難関攻略に取り組んでいる。中國の各気候エリアに適した超省エネ建築技術體制を掲げ、実り多い革新的な成果を手にしている。
情報によると、一連の政策の奨勵を受け、中國の超省エネ建築がスムーズに普及しており、代表的な意義を持つ実証プロジェクトが完成した(中國建築科學研究院ニアゼロエネ実証建築。夏暑く冬暖かい地域初のゼロエネ建築総合性オフィスビル、珠海興業新エネ産業研究開発ビル。農村生態を留めた天友零舍ニアゼロエネ農家実証プロジェクト。中獨青島生態園技術センター、河北高碑店列車新城など)。これらの建築は高性能新型囲み構造、太陽光と建築の一體化、スマート建築ミクロエネルギーネットワーク、地中熱ヒートポンプなどのハイテクを採用した。
住宅?都市農村建設部の責任者は「中國は今後、強制性標準により、持続的に建築省エネ標準水準を高める。適切な気候エリアで全面的に超省エネ建築の普及に取り組み、都市農村建設分野のCO2排出ピークアウトの早期実現に向け貢獻する」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年6月22日