橫斷幕を掲げてごみ処理場の建設(shè)に反対する阿蘇衛(wèi)の住民（2009年9月4日）

北京市市政市容委員會(huì)の役員、専門家、市民代表と記者一行は22日から、日本を訪問しごみ処理の新技術(shù)を視察することになっている。市民代表は阿蘇衛(wèi)ごみ処理場の建設(shè)に反対するネット利用者の「ロバの糞」さん。彼は以前、ボランティアチームとともに數(shù)カ月の研究を経て、市政市容委員會(huì)に40ページに及ぶごみ処理に関する提案を出したことがある。

視察団は22日に出発し、3月3日に北京に戻る。日本では東京などの各地を視察し、ごみ焼卻施設(shè)のほか、RDF（廃棄物固形燃料）などの新しいごみ処理技術(shù)を視察することになっている。そのほか、マカオでのごみ焼卻施設(shè)の視察も予定されている。

専門家：視察の重點(diǎn)はごみの減量化

北京市市政市容委員會(huì)の副総エンジニアで、ごみ処理の専門家である王維平氏によると、今回の日本視察には主に3つの目的がある。

1つ目は、ごみ処理前の過程を視察すること。ごみは焼卻爐に入れる前に一連の処理を行う必要がある。それは分類と選別である。これは北京のごみ処理の弱點(diǎn)であり、日本がどのように行っているかを見る必要がある。

2つ目は、日本がいかにごみを減量化させたかである。例えば、東京では1989年にごみの総量はピークを迎えたが、その後の20年間のごみの量は年々減少している。現(xiàn)在、東京のごみの量はピーク時(shí)のわずか56％となっているが、北京のごみは毎年増え続けている。

3つ目は、新たな処理技術(shù)、特に総合処理技術(shù)があるかどうかということ。現(xiàn)在、主な処理方法として焼卻と埋立の2つがあり、そのほかは全て規(guī)模が小さく、1日當(dāng)たり數(shù)十トンから數(shù)百トンしか処理できない。だが、北京のごみ処理場は數(shù)千トンを処理する必要がある。そのため、そのほかに成熟で安定したプロジェクト技術(shù)があるかどうかを見なければならない。

阿蘇衛(wèi)ごみ焼卻発電所について

阿蘇衛(wèi)ごみ焼卻発電所は2015年の竣工を予定しており、北京市の東城、西城と昌平區(qū)の生活ごみの処理を請(qǐng)け負(fù)うことになる。建設(shè)後、1日當(dāng)たりのごみ処理量は1200トンを見込んでいる。2006年から著工すると言われてきたが、周辺住民はごみ処理場の建設(shè)に反対し続けている。

「チャイナネット」 2010年2月21日