杭州市下沙高教園區には「メイドカフェ」がある。このカフェの店長は卒業したばかりの大學生だ。店長は日本?韓國の文化に習って「マンガ文化と飲食業を結びつけ、アニメ?マンガのファンたちに交流と娯楽の場所を提供することは、飲食業における革新の優れたケースだと思う」と語っている。もっともこのアイデアは全ての大學生に受け入れられているわけではないようだ。取材に対して「メイドカフェ」のような店は受け入れられないと答えた學生も多かった。
ウエイトレスが最大の売り
店に入る前から、カフェの入り口に立つ2人のメイドが日本語で「いらっしゃいませ」と挨拶してくれる。ピンク色の壁に淡い色の照明が映え、棚に並べられたマンガ本や様々なぬいぐるみなどが、さほど広くはない店を暖かい雰囲気にしている。
記者を出迎えたのは「舞」という名前の「メイド」で、彼女が著ている「メイド服」は日本のマンガから抜け出してきたかのようだ。モノトーンの身體にぴったりと合ったデザインのメイド服は、ウエイトレスの可愛らしさを引き立てている。
「この名前は獨特でしょ。『さりあ』や『舞』といったこうした名前はみんな、日本のマンガから來ているの。仕事の時には特製のメイド服を著るのよ。」「舞」は笑いながら記者に語った。「私たちの大部分は大學生で、みんなマンガやアニメ好き。普段は授業がなければこの店に來て働いているのよ。」
カフェの中ではあちこちで小柄できれいな顔立ちの「メイド」たちがプレートを持って歩く姿が見られ、お客とゲームをしたりおしゃべりをしたりしている。マンガファンかどうかにかかわらず、お客は細やかなサービスを楽しむことができる。