おもちゃ紹介 |
■いよいよ開催日本祭り
まだ時おり肌寒さも感じる3月中旬。
3月13日、湖北省恩施市湖北民族學院にて日本祭りが開催されました。
浴衣の試著コーナー、日本のおもちゃ紹介、生け花教室…アニメ紹介、野球體験、そしてお壽司やカレー等、日本食の販売。
「いらっしゃいませー!」という掛け聲とともに、日本祭りはとても盛況しました。
■學生が主催です
お祭りを主催したのは日本語學科の學生達。
この日は、本當に目がキラキラしていました。
お揃いで著込んだ、色とりどりのはっぴが、笑顔にとてもマッチしています。
彼らはこの日のために、お祭りの準備や日本についての勉強を重ねました。
浴衣の著付けでは、夜遅くに先生の家に集まり、帯の結び方を覚えました。
お壽司を作る學生は、壽司飯の配合を何度も何度も試していました。
■お祭り當日
そして、お祭り當日。
學生達はまるで日本人のように堂々と楽しそうに、日本祭りを紹介しました。
生け花教室では、學生が真剣な様子でお花の差し方を指導します。
日本のおもちゃ紹介コーナーでは、近所にする子供たちと一緒になって、
伝統的なおもちゃで遊んであげています。
恩施には日本人がとても少ないので、日本紹介にはみんな興味津津。
一日中、ひっきりなしに色んな人が訪れてくれました。
私はアドバイザーとして、あくまで學生の自主性に任せました。
「大學生は大人だから、自分達の力で頑張ってみなさい。」と勇気づけて。
學生達が頑張っている姿を見て、とても晴れやかな気持ちでした。
■嬉しい出來事
最後に一緒に記念撮影をする事になり、嬉しい出來事が。
普段、中國では、記念撮影の時に先生は一番前の目立つところを指定します。
男の子達が自分達の場所を指さしながら、こう言いました。
「先生は俺達と一緒に寫ろうぜ!」
學生と本當に一體になった気がして、嬉しくて涙が出そうでした。
「先生、今日は一生忘れられない日になりました!」これは女の子から。
彼らが將來、社會に出ても、ふっと今日の日を思い出してくれたら。
そんな気持ちを抱かずにはいられない、素晴らしい日本祭りでした。 (了)
21年度1次隊 湖北省恩施市 湖北民族學院 日本語教師 矢部洋平(千葉県出身)
學生たちと矢部さん(グレーの服が矢部さん) |