北京冬季パラリンピックの各會場、開會に向け準備萬端

 職員がオリンピック公園公共エリアに、北京冬季パラリンピックのマスコット「雪容融」を設置した。新華社記者?陳鐘昊撮影

　冬季パラリンピックの競技は、國家體育館、國家遊泳センター、國家アルペンスキーセンター、國家バイアスロンセンター、雲(yún)頂スキー公園競技場の5會場で行われる。障害者が冬季パラリンピックに順調(diào)に出場し、活動し、観戦できるようにするため、各會場では一連のバリアフリー施設が増設?改修された。サービス?サポート活動の準備が整っている。

　北京冬季五輪のカーリング會場となった「アイスキューブ」はすでに、冬季パラリンピックの車いすカーリングの會場への「変身」を開始した。會場のイメージ景観の大半の交換がすでに完了しており、各箇所の「氷墩墩」が雪容融に置き換わった。選手通路や更衣室などのエリアが冬季パラリンピック仕様に変わり、各種バリアフリー施設が揃っている。

　職員が國家アルペンスキーセンターで、會場內(nèi)のバリアフリー車両を見せてくれた。新華社記者?孫非撮影

　北京市延慶區(qū)小海陀山に位置する國家アルペンスキーセンターは、多くの細部に調(diào)整を加えた。パラリンピックのシンボル、追加されたバリアフリー通路、雪上に敷設された木の板と滑り止めマットなどが至る所に見て取れる。

　國家アルペンスキーセンター會場運行チームのパラリンピック総責任者の劉傑氏は、「これらのデザインはすべて、選手が競技中にバリアフリーで移動できるようにするためのものだ。これは我々の開催の重要理念、人にやさしくと関わる。障害者選手の行動を出來るだけ外の力で支えるのではなく、包摂?shù)膜虱h(huán)境の形成に取り組み、彼らが自分の力で移動できるようにした。これは平等と尊重を示す」と述べた。

　張家口ゾーンの國家バイアスロンセンターでは、パラリンピッククロスカントリーとパラリンピックバイアスロンの2競技が行われる。バイアスロンには視覚障害者が出場する。會場は點字閲読材料、タッチ式點字地図を準備した。視覚障害者が會場及び競技の関連情報を理解できるようにするため、バリアフリーサービスを提供する。

　國家バイアスロンセンターのパラリンピック総責任者の劉里里氏は、「各利用者グループの視覚障害者の需要を満たすため、ポスター版とパンフレット版の、中國語?英語と點字の対訳を準備した」と述べた。

　雲(yún)頂スキー公園競技場で、裝具?義肢?車いすメンテナンスセンターの技術者であるジュリアン?ナップさんが、仕事に使用する各種道具を見せてくれた。新華社記者?許暢撮影

　雲(yún)頂スキー公園競技場では、パラリンピックスノーボードクロスとバンクドスラロームの2種目が行われる。ここでは選手、コーチ、記者、観客のため4本のバリアフリールートが作られた。

　「2つの五輪、どちらも素晴らしく」は単なるスローガンではなく、その裏側(cè)には北京冬季パラリンピックの準備作業(yè)に注がれた心血が隠されている。

　「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2022年3月2日