日本の「新右翼」組織「一水會」は先月、歐州8カ國の右翼9政黨のリーダーを會議と靖國神社參拝のため日本に招き、國際世論の注目を集めた。「一水會」の代表、木村三浩はこの行動の理由について「われわれはみな愛國者だ。いずれも米國の発動したイラク戦爭および米國を中心に構築された戦後の國際システムに反対し、東京裁判は公正でなかったと考えている」と説明した。歐州右翼各黨の訪日中の実質的內容のある最大の見せ場は、「一水會」と共にいわゆる「世界平和をもたらす愛國者の集い」を開き、移民の流入やグローバル化への反対などで一定の共通認識を得たことだ。米國に直言する場面も若干あった。
日本「新右翼」の活動は最近非常に活発だ。彼らは民族の利益や國益のカードを持ち出し、反歐米色の濃い発言をするため、惑わされる人々もいる。実際のところ、歴史認識問題では、「新右翼」と街宣車でどこでも抗議活動をする「行動右翼」とに大きな違いはない。木村は南京大虐殺の死傷者數、さらには歴史的事実にまで懐疑の念を表明したことがある。また、「國のために死んだ」軍人でさえあれば靖國神社に祀られるべきだと考え、日本の発動した戦爭の侵略性を完全に無視している。
では、いわゆる「新右翼」の「新」は一體どこにあるのか?一部の日本右翼は、彼らには「右翼」よりも「皇翼」の呼稱が相応しいと指摘する。つまり「尊皇」を顕著な特徴としているのだ。日本右翼は日本下層社會の一部の政治的訴えを反映し、「反體制」(反政府)、反歐米中心主義で、天皇主義、民族主義、アジア主義などを訴えることを「正統」としている。歴史的に見てもそうで、これは當時日本を軍國主義の道へ導いた思想基盤と緊密なつながりを持つ。