世界保健機関(WHO)の事務局が発表した、第2段階の発生源特定に関する活動計畫に対して中國が「受け入れない」と表明すると、米國側は再び中國への中傷を開始した。米國側の一部は悪意で煽ろうとあれこれを知恵を絞り、科學の事実を無視し、政治的手段により「結論ありき」でウイルス発生源特定をもてあそんでいる。世界の感染癥との戦いが依然として厳しい狀況下、米國側の政治利用の言行は世界の感染対策の協(xié)力の大局に資さない。これは世界の感染対策に対する真の無責任である。
中國側は発生源特定の問題について開放と透明の態(tài)度を貫き、すでにWHOの専門家を2回、視察に招いている。中國?WHO新型コロナウイルス発生源特定共同研究報告書は明確に、「実験室漏洩はほぼありえない」という結論を出した。世界の科學界もこれについて広い共通認識を持っている。殘念ながら、この活動計畫は依然として「中國が実験室のマニュアルに違反しウイルスが漏洩した」ことを研究の重點として堅持しており、世界の早期感染者やコールドチェーンによるウイルス感染などの重要な研究方向を意図的に無視した。これはこの文書が、米國などの一部の國が騒ぎ立てる「実験室漏洩説」に呼応していると思わざるを得ない。政治利用が深刻な文書、科學の客観的な原則及び協(xié)力の精神が欠けた文書を中國が受け入れないのは合理的で、根拠がある。
最近、2019年下半期に世界各地で新型コロナウイルスの感染者が出ていたという報道が増えている。米國だけでも、少なくとも5州の感染狀況が、米國の初の感染者が報告された時期よりも早かった。これらは新型コロナウイルスの発生源特定が複雑な科學の問題であり、世界的な視野に基づき世界の科學者が協(xié)力して展開すべきことを説明している。しかし米國の一部は、科學と事実を見て見ぬ振りし、いわゆる「実験室漏洩説」を喧伝し、科學よりも政治を重視し、政治の私利を國民の命と健康より優(yōu)先している。これは米國が感染対策に力を入れない重要な原因だ。
詰まるところ、米國のいわゆる「調査」を支持するとはウソであり、「調査」を口実に中國に汚名を著せるのが真の狙いだ。世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの発生源、感染拡大及び変化の研究は、世界の科學界が直面している困難な課題であり、その科學研究の挙証プロセスは複雑だ。多くの生物學の情報及び疫學の証拠を集めることで、互いに裏付け合う証拠チェーンを形成する必要があるが、これは長い時間が必要で不確実性もある。これまでの一連の研究によると、米國、スペイン、フランス、イタリア、ブラジルなどの各國でウイルス攻撃の痕跡が見られた時期は、武漢初の感染者よりも早かった。米國側は中國をつかんで放さないが、目的は明らかだ。自國の感染対策の不徹底の責任逃れをし、他國を中傷し圧力をかける政治目的がある。
ウイルス発生源特定の政治利用は人心を得ない。これまですでに60カ國弱の國がWHOに書簡を送り、第1段階の発生源特定の研究成果を認め、発生源特定の政治利用の企てに反対している。フィンランドのハーヴィスト外相は、発生源特定は科學的な態(tài)度で行われるべきと述べた。ポルトガルのシルヴァ外相は、「発生源特定は特定の國を念頭に置く、もしくは非難するのではなく、より良く未來に対処するためだ。ポルトガル側は発生源特定及びWHOを政治利用するすべての行為を支持しない」と表明した。
中國は開放、透明、科學、協(xié)力の精神を貫き、引き続き世界の発生源特定の協(xié)力を支持し參加するが、政治的な干渉を絶対に認めない。WHOに復帰した米國は、さまざまな政治のウイルスのバラマキを続けるのではなく、國際的な感染対策の協(xié)力に専念するべきだ。感染癥を利用し汚名を著せ、発生源特定を政治利用する企てと行為は、國際社會から斷固反対されるばかりで、決して狙い通りにはならない。
?中國網日本語版(チャイナネット)?2021年7月27日