ブルームバーグが6月28日に発表したCOVID耐性ランキング（COVID Resilience Ranking）で、米國は1位になり、「世界一の防疫大國」という「特殊な栄譽(yù)」を獲得した。8月9日、中國人民大學(xué)重陽金融研究院、太和智庫、海図國智の3社のシンクタンクは、北京で『“米國1位”?！米國の防疫の真相』研究報(bào)告（以下、『報(bào)告』）を発表し、このでたらめなランキングに反論した。『報(bào)告』は「黨派爭いであり生命のためではない」「反科學(xué)的?反常識的」「制度障害が防疫を困難に」「感染癥が社會斷裂を激化」「世界の防疫をみだりに破壊」の5つの章からなり、米國政府の防疫、制作措置、発生源調(diào)査などの多方面における悪辣な行為を明らかにした。

　太和智庫の宋暁楓秘書長は8月10日に中國網(wǎng)の取材に応じ、「ブルームバーグのランキングはミスリード性が極めて高く、『報(bào)告』の発表は間違いを正し、米國の防疫の真相を伝えるためである。この『報(bào)告』を発表したのは口論するためではなく、主に多くの人に真相を知り、感染癥を正視してもらい、政治操作によってミスリードされないようにするためである。我々の初心は國際防疫協(xié)力の促進(jìn)である」と述べた。

　英ケンブリッジ大學(xué)の元上級研究員のマーティン?ジャックス氏は『報(bào)告』発表會で、新型コロナウイルス感染癥は米國により「冷戦」のニュアンスが加えられたと述べ、このような「冷戦」のような局面は今後も続くとの見解を示した。

　宋暁楓氏はこの観點(diǎn)に賛同し、「冷戦」説が現(xiàn)れたのは、「米國が共産黨政権のコロナ対応が優(yōu)れていることを正視しようとしない」ためだと示した。宋暁楓氏によると、コロナ流行前、中國の実力の急上昇に伴い、中米関係は変化期に入った。米國は中國に追い越されないようにするため、中國に対して圧力と牽制を続けている。感染癥は悪化していた中米関係に拍車をかけた。

　『報(bào)告』によると、2021年7月30日、全米の新型コロナウイルス新規(guī)感染者は10萬人を超え、流行の第四波に入った。楽観視できない自國のコロナ流行に対し、一部の米國の政治家は「実験室漏洩説」などの陰謀論を唱え、世界保健機(jī)関（WHO）に圧力をかけ、中國に対して第二段階の発生源調(diào)査をするよう要請した。

　これについて、約70カ國がWHOに「第一段階の発生源調(diào)査の成果を認(rèn)め、調(diào)査を政治利用する企みに反対する」という內(nèi)容の書簡を送った。米國の「発生源調(diào)査テロリズム」とその強(qiáng)いイデオロギー的偏見を持った攻撃について、宋暁楓氏は「中國側(cè)は冷靜を保ち、客観的かつ科學(xué)的な方法で引き続き自身の立場を示す。中國は世界の多くの國と地域で実施する次段階の調(diào)査作業(yè)を積極的に推し進(jìn)めていく」と述べた。

　『報(bào)告』は、米國が輸出した新型コロナウイルスワクチンはその生産量の100分の1にも満たないと指摘。宋暁楓氏は、「米國は溜め込んで値上がりを待ち、ワクチン協(xié)力をイデオロギー化し、一部のいわゆる民主國家を選び、狹い範(fàn)囲の防疫協(xié)力をしており、政治的な意図が大きい。一方、中國は世界公共財(cái)であるというワクチンの第一屬性を貫き、國內(nèi)の需要を満たすと同時(shí)に、発展途上國、特に周辺の國と地域に積極的にワクチンを提供し、世界の防疫に極めて重要な役目を果たしている」と話した。

　?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)?2021年8月12日