夏の日差しを受けた梅里雪山はことさら神秘的な雰囲気を感じさせてくれる。時には息を呑むような輝かしい一面を見せ、時には雲と霧の中を見えつ隠れつしている。観光客も地元のチベット族の人も、息を止めて尊敬する心を抱き、山を仰ぎ見ている。梅里雪山は雲南省徳欽市の東北約10キロのところに位置している。平均海抜6000メートル以上の山峰が13個あるため、「太子１３峰」と呼ばれている。主峰であるカワゲボ峰は海抜6740メートルで、雲南省で一番高い山峰である。