グルメ旅行は生活の新たなニーズを満たす方式で、観光産業(yè)の質(zhì)の高い発展を促す新たな原動力にもなっている。中國旅游研究院などが主催する2023中國グルメ旅行発展フォーラムがこのほど、湖南省郴州市で開かれた。フォーラムは中國の「グルメ＋観光」の融合発展を促し、グルメ旅行の発展を模索することが狙い。フォーラムでは『2023中國グルメ旅行発展報告』（以下、『報告』）、「中國グルメ旅行十都市」、「中國グルメ旅行十街」、「中國グルメ旅行十企業(yè)」、「中國グルメ旅行特別貢獻ケース」が発表された。

グルメは観光客を引きつける

   食は中國人の生活概念において重要な位置にあり、旅行の6要素（食、宿、交通、観光、買い物、レジャー）の中で最も重要視される。

    2019年、中國の旅行者數(shù)は60億6000萬人に達し、その8割以上が単純に美しい風(fēng)景を楽しむという「初級レベル」から、よりよい生活を追求する「中高級レベル」に入り、旅行という形で異郷グルメを楽しむようになっている。

様々な形式で発展促進

   『報告』は以下のように示した。中國のグルメ旅行には複數(shù)の発展形式が見られる。まず、8大料理と地元グルメをはじめとする伝統(tǒng)グルメによる発展促進である。広東省の新鮮な海鮮、成都市と重慶市の火鍋、蘭州市の牛肉麺、江南地區(qū)の水八珍、山西省の麺食などは、どれも庶民の食べ物である。食によりグルメ路線が市場化?産業(yè)化している。

    そのほか、観光場所は風(fēng)景からシーンへと移り、グルメはより重要な旅行目的となっている。グルメ旅行ブランドの普及も発展形式の1つである。浙江省の「百県千碗」、湖南省の「味の湖南?味のある地域」、安徽省の「素晴らしい味、百県名グルメ」、広州アジアグルメ祭、青島ビール祭、済南山東料理グルメ祭などのマーケティングの成功例は、グルメが地域の観光発展の戦略的視野に入り、観光消費と観光業(yè)の質(zhì)の高い発展を促す新たな原動力になっていることを示す。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2023年10月1日