世界の國境を越えた投資は前年に比べて大幅に減少しているが、今年第1-3四半期(1-9月)の中國企業の対外投資は約330億ドルに達し、前年同期比約1%増加した。3日に開幕した第1回中國対外投資協力商談會で明らかにされた。
投資分野をみると、これまでの貿易サービスや小型加工製品を中心とした投資から、エネルギー?鉱物資源開発、家電?軽工業繊維製品などの加工製造、インフラ建設、ハイテク産業などの分野へと徐々に発展を遂げている。企業の対外投資殘高をみると、商業サービス類が29.7%。金融類が19.9%を占める。投資主體をみると、國有系企業が引き続き主導的地位にあるが、比重が低下しており、民間企業とその他の株式制企業の対外投資の伸びが急速だ。投資スタイルをみると、伝統的なグリーンフィールド?インベストメント(新規に會社を設立して行う投資、「緑地投資」)から、合併買収(M&A)、株式參與などのより柔軟な投資スタイルへと徐々に発展しつつある。
ある統計によると、2002年から2008年にかけて、中國企業の年間対外投資額は27億ドルから約560億ドルに増加し、年平均増加率は66%に達した。08年末現在、中國資本企業の域外投資殘高は1840億ドルに達し、域外資産総額は1兆ドルを超えた。
「人民網日本語版」2009年11月4日
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