中國共産黨中央政治局は27日に會議を開き、2010年の経済活動を分析した。新華社通信はこれに関する記事を載せ、「今回の會議は、來年のマクロ経済政策は変わらず、引き続き調(diào)整を行う上、より柔軟性を持つ可能性があることを示している」としている。

中國共産黨中央政治局は會議で、「5つの面でより重視するよう」と提案し、來年の経済活動の重點(diǎn)を示した。そのより重視すべき5つの面は、経済成長の質(zhì)と効果を引き上げること、経済発展のモデルの転向と経済構(gòu)造の調(diào)整を推し進(jìn)めること、改革開放と自主開発を促進(jìn)することなどが盛り込まれている。

これについて、新華社通信は「現(xiàn)在、中國経済の成長はすでに國際的金融危機(jī)が発生前の水準(zhǔn)に回復(fù)している。政府の高官や経済學(xué)者も今年のGDPの成長が8%を保つことには問題ないとみている」と強(qiáng)調(diào)した。

しかし、専門家は、8%の確保で経済が安定軌道に乗ったとは斷言できないとみている。國信証券のマクロ経済専門家の林松立氏は、「現(xiàn)在、世界経済は回復(fù)しつつあるが、逆戻りの可能性がないわけではない。來年の外需狀況は今年より改善されるが、依然弱い。このような狀況の下で、中國はマクロ経済の持続性や安定性を維持し、積極的に財政政策を取らなくてはならない」と分析している。

アジア開発銀行中國事務(wù)所の上級経済學(xué)者の荘健氏も、「中國がマクロ経済政策の持続性と安定性を維持することは、投資と消費(fèi)の安定に有利だ。マクロ調(diào)整により柔軟性を持たせることは、政府の経済運(yùn)営にも有利だ」と見ている。

また、中國社會科學(xué)院の數(shù)量経済所の汪同三所長は、5つのさらなる重點(diǎn)について「実はこれは経済発展の中長期戦略で、中國の今後の発展方向だ。この5つの重點(diǎn)を?qū)g現(xiàn)することこそ、危機(jī)的な狀況になったとき、沈著冷靜に対応でき、チャンスを摑むことができるのだ」と述べた。

「中國國際放送局　日本語部」　2009年11月29日