歐州連合(EU)が17日、中國産アート紙に対して反補助金調査を始めたことを受け、中國商務部の姚堅報道官は、「アート紙事件はEUが中國製品を対象に発動した最初の反補助金調査だ。中國の國民と業界はこれに強い不満を覚え、中國政府もこれに対して厳しく見守っていく」と語った。
姚堅報道官は「EUは二ヶ月前から、中國産アート紙に対して反ダンピング調査を起こしたが、その調査において差別的で、公平さに欠く"代替國"制度を適応した。その一方、中國の市場経済地位を承認していないにもかかわらず、中國製品に対して反補助金調査を起こした。これは中國製品への二重の差別になり、WTOの規則にも反している」と指摘した。
姚堅報道官はまた、EUのこうした動きは世界に向けて出した保護貿易主義の誤ったシグナルだとし、「雙方は國際貿易環境の安定性維持という目標からスタートし、発展、平等、互恵の方針に従って、協議と協力により経済と貿易の摩擦を妥當に処理し、互いの注目事項に関心を寄せ、互恵とウィンウィンの実現をしていく」ことを強調した。
「中國國際放送局 日本語部」より2010年4月19日