香港上海銀行(HSBC)は13日、米國で人民元建て固定収益共同ファンドの「匯豊人民元建て固定収益ファンド」の設立を発表した。同ファンドは米國投資家への機會提供を目的とし、主にオフショア市場の人民元建て固定収益商品(債券、預金を含む)に投資する。點心債(ディムサム?ボンド)が好調するなど急成長しつつあるオフショア人民元市場のチャンスを活かすと同時に、人民元の価値上昇による潛在的な利益を狙う。14日付中國証券報が伝えた。
HSBCから提供された情報によると、人民元オフショア市場が人民元國際化の推進に伴い急拡大しており、市場規模は2730億元に達している。また同市場の拡大に伴い、関連投資商品の魅力が高まっている。人民元建て固定収益商品(債券含む)が世界の資産に占める比率が、將來的に上昇を続けると見られる。
「中國証券報」より 2012年6月14日