中國科學院海洋研究所の海洋科學調査船「科學3號」が8日午後1時20分、東中國海海洋科學調査のため青島を出港した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
今回の調査は、國家自然科學基金が09年に資金援助した5回の海洋科學調査事業シェア就航のうちのひとつで、中國科學院海洋研究所は18項目のプロジェクトを実施する。今年、國家自然科學基金委員會はシェア就航に200萬元を援助する計畫。
中國科學院海洋研究所、廈門(アモイ)大學、中國海洋大學、南京大學、華東師範大學の専門家25人が長江入り江と東中國海の大陸棚46カ所でサンプル採取や調査を実施する予定。
中國科學院海洋研究所は06年から中國の近海海洋科學調査を始めた。これは海洋科學調査船を開放し、調査で得られたデータやサンプルなどをシェアする新たな試みで、中國の海洋科學研究における分野を問わない交流と融合を促進し、資源の共有化を実現する取り組みでもある。
「人民網日本語版」2010年6月10日