京劇の衣裝を著る稲垣喬正氏

帰國(guó)後の京劇代表団からの稲垣喬正氏宛の感謝の手紙

こうしていよいよお?jiǎng)eれの日が7月17日となりました。當(dāng)時(shí)は國(guó)交も回復(fù)しておらず、次回はいつどこで再會(huì)できることやら、その想いはお互いに心の琴線に觸れ合い、飛行場(chǎng)では涙涙の別れでしたが、必ずや再會(huì)できる事を誓い合って固い握手を交わし別れました。

しかし不幸な事にその後、京劇の海外公演での飛行機(jī)東歐事故に遭い、その中に一緒に仕事をした王文華さんと呉鳴申さん他、団員８名が悲しい事に亡くなられてしまいました。きっと再會(huì)すると約束し合ったのに殘念でなりません。

さっそく私たちは集まり、追悼の気持ちを込めてご家族に、日本公演の際の記録をアルバムにまとめてお贈(zèng)りいたしました。あれから50余年の歳月が流れ、現(xiàn)在は念願(yuàn)であった日中も國(guó)交が回復(fù)し、中國(guó)も目覚しい発展を遂げ、現(xiàn)在に至っております。

しかし年月は爭(zhēng)えず、北京、東京でそれぞれ公演して下さった方々の大半はすでに故人となられてしまいました。それらの方々が、當(dāng)時(shí)から真の日中友好の実現(xiàn)を願(yuàn)っておられたその心中を思うとき、殘された我々はその尊い先人のご意志を次世代の方々に引き継ぐ責(zé)務(wù)があります。私も殘り少なくなった人生を、少しでも今後も中日のために役立つお手伝いをさせていただくつもりでおります。

資料提供：稲垣喬正氏

「チャイナネット」2009/03/05