工業(yè)情報(bào)部はこのほど、「一部のICカードに見られる重大なセキュリティ問題の対応に関する通知」を発表し、各地の関連機(jī)関?部門にICカードの使用狀況について調(diào)査し、対応作業(yè)を展開するよう要請(qǐng)した。工業(yè)情報(bào)部のこの通知にはどんな背景があるのだろうか?記者は専門家から、ICカードシステムに利用されているMIチップの暗號(hào)が解読されたという驚くべき情報(bào)を入手した?,F(xiàn)在全國170都市で使われている約1億4千萬枚のICカードは現(xiàn)在、深刻なセキュリティ問題に直面している。「北京晨報(bào)」が伝えた。
中國情報(bào)産業(yè)組合ICカード専門委員會(huì)の潘利華?理事長は記者に対し、「Mifare非接觸スマートカードには確かに安全性の問題が存在しており、現(xiàn)在幅広く利用されている都市ICカードに対する弊害が懸念される」と紹介。一旦この技術(shù)が解読されれば、「自由にカード內(nèi)の情報(bào)を書き換えできるようになる。例えば、もともと10元しか入っていないカードを、1千元や1萬元、それ以上の金額に勝手に書き換えることができる。さらに、他人のカードをコピーし、自由に情報(bào)を修正することも可能だ。これはカードを持つ多くの人にとって、大きなセキュリティ問題であることに間違いない」。
建設(shè)部ICカード応用サービスセンターの馬虹?常務(wù)副主任は「08年11月までに全國170都市以上の公共交通分野で様々な規(guī)模のICカード応用システムが構(gòu)築された。07年よりも30%増え、90%の都市で多機(jī)能ICカードが実現(xiàn)した」と紹介する。注目に値するのは、どの都市でもこれまでスマートカードを採用していることだ。Mifareの暗號(hào)解読に対し、業(yè)界內(nèi)の注目が集まっている。潘理事長によると、カード情報(bào)が一旦大規(guī)模にコピーされれば、都市公共事業(yè)に極めて深刻なセキュリティ問題が浮上することになる。このため、いかにこの問題を解決するかが現(xiàn)在業(yè)界や関係部門で早急に解決策が必要な問題となっている。
都市ICカードは現(xiàn)在、1枚のカードで多機(jī)能に使える方向に発展している。北京ではICカードはスーパーでも使える?!缸杂嗓饲閳?bào)を書き換えたカードを転売したり、自分で使ったりする人が現(xiàn)れれば、とても収拾がつかなくなる」と潘理事長は懸念をあらわす。
「人民網(wǎng)日本語版?2009年4月10日 |