萬(wàn)博が長(zhǎng)く衰えない秘密は、人類(lèi)文明の進(jìn)歩を促す使命を擔(dān)っていることにある。上海萬(wàn)博はわれわれ中國(guó)人が初めて開(kāi)催する萬(wàn)博だ。すでに半年間の會(huì)期の3分の2が過(guò)ぎた。人類(lèi)文明の進(jìn)歩を促すという萬(wàn)博の働きは、現(xiàn)在さまざまな面で顕在化している。(文:呉建民?博覧會(huì)國(guó)際事務(wù)局(BIE)名譽(yù)局長(zhǎng)。人民日?qǐng)?bào)海外版のコラム「望海樓」より)
先日私は東京で「第6回北京-東京フォーラム」に出席した。フォーラムでは、多くの日本人が上海萬(wàn)博について賛美の口調(diào)で語(yǔ)っていた。彼らは日本館が大人気を博し、見(jiàn)學(xué)するのに數(shù)時(shí)間も並ばなければならないほどであることを特に喜んでいた。それでもみな見(jiàn)る価値があると思い、日本館の前には毎日數(shù)萬(wàn)人が列をなしている。日本館はトキの物語(yǔ)を前面に出している。トキは日本ではすでに絶滅したが、中國(guó)が日本に寄贈(zèng)したひとつがいのトキが、今では200羽余りにまで増え、中日関係の美談となっている。トキの成育にはきれいな環(huán)境が必要なことから、人々は21世紀(jì)の都市が環(huán)境にやさしいものであるべきことを悟る。トキのような鳥(niǎo)類(lèi)が生きていける環(huán)境なら、人類(lèi)の生活はもっと良くなる。私は日本の青年とも対話したが、彼らも上海萬(wàn)博が好きで、中國(guó)での日本館人気を喜んでいた。上海萬(wàn)博によって中日2大民族はより近づき、相互理解も一層深まった。
上海萬(wàn)博は中國(guó)の民衆(zhòng)にもはかり知れない影響を與えた。萬(wàn)博開(kāi)催申請(qǐng)が承認(rèn)された後、上海市は「萬(wàn)博のために何ができるか」をめぐる全市民大討論を行った。07年夏、私は上海テレビ局主催の「少年?児童萬(wàn)博スピーチ大會(huì)」に出席した。周可人という子は「萬(wàn)博のためにゴミを拾う」と言った。私はこの提案に注意を引かれた。物事に対する子どもの反応は、最も直接的で、最も真実であることが多いからだ?!袱嗓Δ筏匹触撙蚴挨Δ长趣蛱岚袱筏郡??」私は周くんに質(zhì)問(wèn)した?!笟叭障滦r(shí)に小道を通るのですが、その道は汚く、ゴミだらけです。下校時(shí)にこの道をきれいにしたいんです」。周くんの答えに、拍手が起こった。それから3年。周くんはもう中學(xué)2年生になった。周くんは自分の提案をそのまま実行した。なんと愛(ài)すべき子だろう!私は、似た例はほかにもたくさんあると信じている。民度の向上はほんの小さな事から始まる。上海萬(wàn)博は、どれほど多くの「小さな事」をもたらしたことだろう!