山東省沂源県中荘鎮（町）胡家荘村の果樹栽培農家張徳富さんの果樹育成基地に入って、鉢植えのリンゴの木を見ると、まるで童話世界「小人國」に入ったようである。いつもよく目にしている高さ何メートルものリンゴの木がなにかの魔法をかけられたかのうように縮められ、小さい鉢の中に納まっている。これらのリンゴの木は最も高くても1メートルほどで、小さなリンゴをいっぱい実っている。

「これらの鉢植えは、私たちが通常のリンゴの木に対し、切り整え、人工による成長制御などの措置を通じて、その形態を変え、さらにそれを鉢の中に移植することで、新型の盆栽蕓術を完成させた。実った果実は普通のリンゴより水分が多く、更にシャキシャキして美味しく、口當りもより良くなっている」と張徳富さんは親切に見學者に紹介した。張さんは沂源県中荘鎮盆景協會の會員で、この協會は主に有機肥料で栽培する無汚染果樹栽培技術の研究、開発と普及に取り組み、鉢植えリンゴ、果物類の販売を中心に、リンゴの産業チェーンを発展促進に努めている。

「中國網日本語版（チャイナネット）」　2013年6月25日