5月28日、山東省沂源県張家坂鎮（町）銅陵関の集団営林場で、7人の中年男性は物差しで長さを測り、記録し、度々何かを話していた。

「昨年から、町政府は國の政策を実行に移し、森林育成プロジェクトを実施している。このプロジェクトは、主に密度の高すぎる集団営林場で木の合理的な伐採、枯れ木と弱い木の整理、森林の光透過性の増強を行い、これによって生態公益林の生長の質と管理水準を高めるものである」と、この町の林業ステーションの東主任は話した。従業員は現在、この営林場の林木育成狀況を厳格に検査している。

「ここ數年、私達夫婦2人は江蘇省から來てミツバチを放飼している。この林の花が今年ほど見事に咲いたことはなかった。今年、私たちはいつもより多くハチミツを採取できそうだ」と話す江蘇省宿遷から來た楊立群さん夫妻は、この町の森林管理強化後の最初の直接的な受益者となった。

森林の育成は生態系を美しくしたばかりでなく、人々にも富をもたらした。「昨年、町の林業ステーションは私たちが請け負う公益営林地で中樹齢、幼年樹齢の樹林育成プロジェクトを行った。今年の春のわが家の樹林の生長ぶりはすばらしく、このままいけば、許可期間の満了時には多くの利益を得ることができ、息子の大學の學費も足りる」と、森林育成プロジェクトの受益者である張家坂鎮邵家峪村の魏永奎さんは非常にうれしそうに語った。

「中國網日本語版（チャイナネット）」　2013年6月13日